旅は人生に似ている。以前私がそんな言葉を眼にしたら、書いた人物を軽蔑しただろう。少なくとも、これまでの私だったら、旅を人生になぞらえるような物言いには滑稽さしか感じなかったはずだ。しかし、いま、旅は人生に似ているという気がしはじめている。たぶん、本当に旅は人生に似ているのだ。どちらも何かを失うことなしに前に進むことはできない……。
沢木耕太郎「深夜特急」イスタンブールにて
ふと、昨日、深夜特急を見たくなった。
本ではなく、大沢たかおが演じたテレビドラマである。
放送されたのが、今から25年前。
我が家には、それがDVDで残っている。
三部作になっており、昨日見たのはヨーロッパ編。
トルコからロンドンまでのものである。
今年、新たに行った国。
トルコとギリシャはこの中でどのように撮られているか。
ふと、興味が湧いたからである。
昨日は冬至。
柚子湯で温まった後、おでんで一杯。
スーパーで私の好きな日本酒の銘柄を買ってきた。
これを熱燗にして、チビチビと。
深夜特急見ながら楽しもうと。
これを見たのは10年ぶり。
2018年にヨーロッパを２ヶ月旅してからも見ていない。
昔のヨーロッパを感じるにはいいドラマである。
見ながら改めて感じたこと。
旅は人との出会いだと。
私も色々旅行中に出会いが。
今年の旅は一人旅ということで、特に出会いが多かった。
カミさんとの二人旅より、多くの人と出会えたと。
そんなことを思いながら、一人酒。
また旅に出るのもいいなと。
深夜特急のコースを辿って、トルコからギリシャ。
そして、船旅でイタリアへと。
その後、地中海沿いにバス旅でポルトガルまで。
次回の旅はそんな感じで。
行けるかどうかわからないけど、夢見るだけでも幸せな気分に。
冬至が終わると、一日一日、日が長くなる。
私にとって、冬至は大晦日より意味深い。
今年の夏至から冬至までの半年間、よく無事で乗り切れたと。
これからの半年は明るい気分で・・
また、どこかに行きたいなぁ・・・と。
そんなポエムな事を書いているとマルちゃん登場。
こちらは現実的で、早く餌を出せとのこと。
