今、病気になって仕事もせずに生活している。
それでも楽しくやっていけてる。
その一番の理由は持ち家であるというのが大きい。
当然ローンの支払いは終わっている。
とにかく収入がなくても、住むところがあるというのは大きな安心感になる。
衣食住という生活費の区分がある。
衣は倹約すればなんとかなる。
食は歳をとると、それほどお金がかからなくなる。
住さえしっかりしていればなんとか生活できる。
それが、だんだん分かってきた。
まぁ、古くなってリフォームなどを考えだすとお金が必要になる。
当面、今のままで大丈夫な我が家である。
老後に3000万円必要との話がある。
色々調べて見ると、こんなところから話が始まったようです。
老人夫婦二人世帯のモデル年金が月約23万円。(厚労省より)
ゆとりのある老後生活をするのに月約38万円必要である。(生命保険文化センターより)
その差額15万円の一年分が180万円。
老後、元気で活動できる80才までの年数を15年と考える。
すると、180万×15年で総計が2700万円となる。
予備費を加えると、大雑把にみて3000万円という額となる。
これが、老後3000万円の資金が必要であるという根拠らしい。
ちなみにこの数字に責任を持つ人はいない。
80才まで楽しく暮らすためには、年金以外に3000万円必要ですよ、との話となる。
月38万円の暮らしってどんなのって話である。
東京など、住む場所によっては大変かもしれない。
しかし、地方都市でこの金額で生活したら、結構な暮らしぶりとなる。
旅行など、バンバン行けちゃう金額です。
そもそも、手取り38万円の収入を得ようと思ったら、税金や社会保険、そして、住宅ローンなど引かれることを考えたら、60万円くらいの給料取りである。
そんないい給料もらえる人なんて、地方都市にはそれほど多くいません。
どうして、こんな話が蔓延しているか・・
どうも不安を煽って、金儲けをしたい人がばらまいている形跡があります。
この人たちは、不安になった人を捕まえては、美味しい商売につなげていきます。
例えば、株に投資しませんかとか。
そして、大事な老後資金をかすめていきます。
冷静になって、自分の生活にあった老後資金の計算が必要です。
老後、どんな生活がしたいのか。
働いていた時の生活費を調べてみるといい。
働いている間は、子供の教育のため、多くのお金を使っていました。
家を離れて生活する子供への仕送りは大変でした。
さらに、家のローンを払っていた。
その間、いくらの生活費で暮らしたか・・
それほどたくさん使っていなかったと思います。
そんな生活をしていた人がいきなり老後になって月38万円も使いますか?
おかしな話です。
まぁ子供もいなくって、家は昔からある家に住んでいてローンはなかった。
現役時代、贅沢な生活をしていた人なら分かりませんが・・
子供を育てて、ローンで家を手に入れた人だったら・・
月23万円の年金で暮らせていけるのではないでしょうか。