おはようございます。
カーテンを開けると、下弦の月。
2ヶ月前もこの月を眺めていました。
カミさんが死んで、2ヶ月経ちました。
昨日は月命日。
四十九日からおやすみしていた御霊供膳を作りました。
初めて作ったときは時間がかかりましたが、何度も作った御霊供膳、
今回はすぐに完成しました。
サラダにはカミさんのお兄さんから頂いた山わさびのドレッシング。
そして、大好きだった味噌汁も・・
その後の1日はずっとカミさんのことを思い出して過ごしました。
昨日は、最近のことではなく、結婚する前後の頃を思い出して・・
色々思い返すに、カミさんは大変な人生を送ってきたかと。
私と知り合うまでも、辛い経験をたびたびと。
子供の頃の家のことも・・
辛かった中学の記憶も・・
大学卒業後の遊び呆けていた時のことも・・
前の旦那のことも・・
私にずっと語っていたことを思い出しました。
そして、私と出会えたことに感謝すると。
そんなこともあってか、私だけでなく、子供たちにも精一杯尽くしてくれました。
ありがたいことです。
寂しかった父子家庭が一気に明るくなったのを思い出します。
二人、親がいるって大事だなと。
2007年に私のガンが見つかってからは献身的な看病。
ただ、両親を心配させたくないと、札幌に住む人たちには内緒で。
その後、再発で何度も入院しましたが、その時も連絡せずに終わってからポロリと・・
一人で悩みを抱えて辛かったと思います。
それとなく小出しに伝えていたようですが・・
深く聞かれないので、それで済ませたと言ってました。
カミさんが癌になってからも同様で・・
最後は、自分の病状も分からないように。
かかってくる電話にも頑張って元気なふりをして・・
横で見ていて辛かったです。
特にカミさんが辛かったのは、私が命がどうなるか危ない時。
十時間以上もかかる手術を何度も、待合室で一人耐えていました。
誰かに頼りたかったのでは・・
どのような気持ちで、その時の時間を過ごしていたのか。
想像するだけでも心が締め付けられる思いがします。
両親にも言えず・・
兄弟にも言えず・・
友達にも頼れず・・
まして、子供の前では気丈に。
この不安を誰に吐き出そうか・・
いつも探していたと思います。
その頃の苦しみが、カミさんのFacebookの所々に残っています。
誰か気付いてよと・・
今更ながら、カミさんの苦労がしのばれます。
さて、色々あった結婚生活。
昨日は嫌なことばかり思い出されて・・
辛い一日となりました。