40年前の函館駅。
まだ木造の建物で、駅舎の中も木のベンチ。
お金がなかった学生時代、そのベンチで夜を明かしたこともある。
そんな思い出につられ訪れた函館駅。
びっくりするくらい立派な建物に生まれ変わっていた。
駅前広場も広くなり、モニュメントも。
薄暗かった待合室も明るく近代的に。
なんか逆に旅情がなくなって寂しくなります。
しかし、その函館のすぐ横の桟橋には今も青函連絡船が留まっています。
その姿を求めて、函館港へ。
その港に面する広場は「イカ広場」という名前。
ここにあるモニュメントはイカを表しているとか。
確かにそう言われてみればイカに見えます。
そこにはかつて使われていた錨が置かれています。
その後ろには摩周丸。
懐かしいというやら・・
よく残してくれたと感謝の気持ちも。
一気に学生時代に引き戻してくれます。
この摩周丸。
外から見るだけでなく、中も見学できるとは。
鉄ちゃんとしては、もう涙ものの観光地です。
その入り口もかつての乗船口から・・
案内板を横目に階段を登ると・・
そこは昔ながらの乗船口。
その横にはポスターも貼っていて、昔を思い出させてくれます。
もう頭の中は40年前に・・
早速船に入ります。
流石に全てが昔のままとはいかないようで、色々展示施設に別れています。
まずは、横のデッキに出てみます。
そこから部屋に入ると・・
昔懐かしの座席がずらり・・
学生時代には雲の上の一等席も。
記念に一等席に座ってみたり・・
そして、制服も展示しています。
ちょっと着てみたい気持ちもあるのですが・・
そして、船の先頭のロビーに行くと・・
ちゃんとそこには試着用の服があります。
それも船長服。
ちゃっかり着させてもらって写真撮りました。
そのロビーからは船の先端。
この部屋には、昔の新聞とか・・
当時のダイヤグラムも見ることができます。
それもバソコンに中に保存されているデータは1日きざみ。
私が乗っただろうと思う昭和50年の日付にあわせ、運行図を出してみました。
至れり尽くせりのサービスです。
その横の展示室には・・
ヨダレが出るくらい欲しいものが・・
これ欲しいんですよねぇ。
そして、階を上がると操舵室。
昔のまま残っています。
外を眺めるだけで気持ちがいい。
できれば現役の時にここに来たかった。
そんな場所・・
さらに甲板に登ると・・
さらに気持ちのいい景色。
遠くに函館山が見渡せます。
振り返ると、函館湾。
昔はこんなだったと、古地図まであります。
そういえば、この港。
昔に比べ、かなり埋め立てられて景色も変わっています。
甲板を歩きながら、たくさんの写真を・・
一枚一枚撮るのが楽しくって・・
人から見ると、どうでもいい写真かもしれませんが・・
私にとっては宝物のような船です。
そして、この甲板から船室に入ると・・
ここにも懐かしい光景が広がります。
そして、流石に売店はなくなっていますが、写真が・・
もう懐かしさが込み上げてきます。
ここで干したホタテの貝柱を買って、しばらくしゃぶっていた記憶も。
お金がないから、できるだけ長く食べれるものを買ってました。
色々楽しませてもらった青函連絡船。
最後にもう一度ポスターを見ながらお別れです。
外に出て、摩周丸の名を写真に残し・・
さようならです。
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