夜中、突然の叫び声。
トイレに行かせてくれぇ・・
隣の住人である。
看護師さんが飛んできて、オムツしてますからと・・
かなり長くオムツ生活しているはずなのに、また昔の感覚が残っているようである。
寝ぼけていたようで・・
納得して、また眠りについた。
そして、私は今夜も暗いなか悶々と時間を過ごすこととなった。
起きていると、私もトイレに行きたくなった。
昨夜より、点滴が外れている。
呼吸器を外せば、一人で歩いていける。
トイレまで十メートルほど。
呼べばすぐ看護師さんが来て、車椅子で連れて行ってくれるのだが・・
ちょっと、チャレンジ気分が沸いて来た。
これ、行けるかも・・
マスクを外し、廊下に出てみると、誰の姿もない。
夜中の暗い廊下を・・
トイレへ脱出作戦開始である。
ちょっとしたワクワク気分。
手すりを持ちながら、そろそろと・・
たかだか数日歩いていないだけなのに脚が重い。
終わった後の帰りは雲の上を歩いている感じである。
ベットに戻り、酸素を吸った。
これが、本当の一息。
なんとか、チャレンジ成功だが、いやいや体力の衰えがひどい。
今日、呼吸器から、普通の酸素ボンベの形に変わる。
動けるように、持ち運びの酸素にしてもらう予定である。
少しずつ動いて体力回復しなくては・・
今の体力ヤバいかも・・
頑張ろう♪( ´θ`)ノ
地味に病院食、進化しています。
今日も一押し、よろしくネ・・