足掛け十四時間。
飛行機を乗り継いで家に着いた。
カトマンズから広州は離陸から着陸まで記憶がない。
ランディングの音で目が覚めた。
当然、機内食も食べていない。
広州の空港ではラウンジで寝ていた。
そして、広州から関空までの機内もほとんど記憶がない。
一度起きた時、上海上空を飛んでいた。
その後またすぐ寝た。
関空伊丹の連絡バスの中ですら寝ていた。
伊丹空港ではお腹が空いたのでカレー。
ずっとカレー味で過ごしていたのに、カレーである。
しかし、日本のカレーの味は優しい味。
カレーを食べて、日本に帰ったと実感する。
変な気分である。
そして、腹が満たされたので、国内線もまた寝ていた。
ネパールから家まで、ほとんで寝ていたことになる。
いかに睡眠不足だったか・・
旅行中は興奮状態だったのか、睡眠が浅かった。
さらに、空気が汚いので咳が続いていた。
関空に着いて、空気の美味しさを感じた。
空気が汚れているはずの空港ですらそう感じた。
日本はありがたいところである。
今晩は空気の綺麗なところでゆっくり寝かせてもらうことにする。