寝不足の朝である。
昨日より、新しい住人が増えた。
今度の住人はよく眠る。そして、いびきをかく。
昨夜はいびきの音であまり眠れなかった。
大部屋に移って、そろそろ一ヶ月が来ようとしている。
四人部屋であるが、昨日まで満室になることはなかった。
昨日から全てのベットが埋まった。
あんまり関係のないようなことなのだが、なぜか窮屈に感じるようになった。
私のいる病院の大部屋はカーテンがいつも閉じている。
そのため、大部屋全体が暗くなる。
一つベットが空いていると、そこだけは光が通るので明るい。
どうも暗い病室は苦手である。
カーテンを閉め切っているので、同じ部屋にいても会話がない。
挨拶すらほとんどない。
私は極力カーテンを開けるようにしているのだが、横の人は迷惑そうである。
その閉め切ったベットで何をしているかというと、ほとんどテレビを見ている。
と言うより、つけている。
見たい番組がない時もつけている。
なぜ分かるかというと、テレビがついているのにイビキが聞こえてくる。
昼間だけでなく、消灯後もテレビがつきっぱなしである。
夜は、カーテン越しに、テレビの点滅が気になる。
私のところまでイビキとともに、光の点滅が伝わってくる。
慣れるまで寝付けなかったが、これもだんだん慣れてきた。
カーテンを閉め切っていても音は筒抜けである。
聞きたくなくてもいろいろと聞こえてくる。
隣の人の病状だけでなく、面会の人との会話から家庭状況まで聞こえてくる。
時には経済状態までわかる。
入院が長くなると、聞こえてくるのは不満が多い。
病院のことに対する不満である。
看護師の振る舞いとか、治療方針とか、いろいろ不満を抱えているようである。
みなさん。いろいろ大変そうである。
今朝は暗い話ばかりで申し訳ない。
今、気持ちのいい朝日が部屋に入ってきました。
こんな話に付き合ってくれている方々に感謝しています。
ありがとうございます。
今日の写真は、爽やかに青空をバックに。
ススキというより、パンパグラスです。
パンパースの名前はここから来ているとか・・
今日も、お付き合いありがとうございました。