夏にカミさんが東京へ遊びに行ったとき、注文した砂時計が届いた。
頼んだ店は「サブリエ・ド・ヴェリエ」という名前の砂時計屋さん。
オーダーメイドで砂時計を作っている店として知られている。
マツコの知らない世界でも紹介された店でもある。
前々から我が家の居間に飾ってあるワイングラスに入った砂。
私が若い頃、メキシコのトゥルム遺跡で手に入れた思い出の砂である。
今から30年以上前のことである。
そのころはまだ発掘段階の遺跡であった。
入場の際、住所と名前を書いて入場するくらいの場所だった。
苦労して訪れた遺跡なので、記念に遺跡の前の海岸で砂を持ち帰った。
今なら違法なのだろうが、そのころはそれほど問題にならなかった。
ただ、その砂を持ってアメリカに入国した際、その砂がコカインと間違えられたのかバックを押収された。
それくらい白くて美しい砂である。
その砂をそのまま飾っておくのが気になったようで、カミさんが砂時計にしてもらった。
頼んでから約三ヶ月。
やっと出来上がった。
その出来具合・・
まず砂が綺麗になっています。
店の人が言うには、作るときになんども砂を洗うとか。
さらに異物を丁寧に取り除いてから砂時計へ。
店の人にも感心されたキメの細かな白い砂がますます綺麗になりました。
この砂は娘の名前の由来にもなっている。
そのため、出来上がった砂時計の一つは娘にプレゼントすることに。
娘の砂時計の台座には「TULUMU」と文字が打ち込まれている。
昨日、ユーパックで送ったものはこの砂時計である。
一緒にメキシコのアルバムも添えて送った。
メキシコの時間を感じてください。
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