十三回忌の法要が無事終わった。
今年二回目の法事である。
春には二十三回忌の法要を行った。
今日は誰の供養でしょうと、お坊さんが言うくらい我が家は法事が多い。
昨日は母親の十三回忌。
命日はクリスマスである。
クリスマスの日、家族で焼肉を食べている時に施設から連絡があった。
母親は近くの病院が併設している施設に住んでいた。
家からも歩いて行ける距離である。
その日の昼は子供達が部屋を訪れ、しばらく一緒に遊んでいた。
突然の訃報であった。
あれから、もう十二年も経ったわけだ。
法事では、当然お経を唱える。
般若心経に入る前に、十善戒を唱える。
不殺生。
不偸盗。
不邪淫。
不妄語。
不綺語。
不悪口。
不両舌。
不慳貪。
不瞋恚。
不邪見。
大事な教えが詰まっている。
法事は亡くなった人のためだけではなく、残された人のために行うと教えられた。
この十善戒の言葉を噛み締めて、これからも生きていきたい。
さて、法事が多いと、その度にいろいろ事件が起こる。
前回の法要はこんな感じで終わりました。
昨日は仕出しを頼んだ。
外で食べるのではなく、家でゆっくりしたかった。
さらに、仕出しを頼むとお団子と仏壇に供えるお膳が付いてくる。
これはかなり助かる。
お膳はまだしも、団子作りは結構手間がかかる。
仕出し屋はいつも同じだと飽きるので、店を変えてみた。
すると、お膳が二つ付いてきた。
噂では、法要の時はお膳を二つ用意するのがいいと聞いたことがある。
しかし、今まではいつも一つのお膳で済ませていた。
さて、どのように置けばいいのか・・
悩んだ。
よく見ると、二つのお膳、ご飯の盛り方が違う。
まぁ、お坊さんが来てから聞いてみようということになり、ご飯の多い方を奥においた。
調べると、この二つのお膳は、先祖様用とその法要する人とで分けているという。
一つ賢くなった。
お坊さんが来て尋ねると、いろいろ置き方あるんですよねぇ〜
この置き方でいいでよとのこと。
うちの菩提寺は形式にはゆるい。
お経も終わり、みんなで墓参り。
この時、よく忘れ物をする。
線香を忘れたり、塔婆を忘れたり・・
そのため、家を出る前にみんなでチェック。
が、お墓に着いてみると何か足りない。
墓に供える花を玄関に忘れていた。
やっぱり、今回も事件があった。
墓掃除をしている間に、息子が取りに帰った。
こんな時、家から墓が近いと助かる。
と言うより、そんなもの忘れるか・・
帰り道、口の中に異物が・・
差し歯が抜けた・・
やっぱり、何かがあります。
まだまだ信心の足りない証拠です。
家に帰り、宴会・・とは言わないな・・法事の時はなんていうんだろう・・
まあ、お食事会開始。
酒も入り、賑やかに法事を終えることができました。
母親には、みんな幸せに生きていますよとの報告ができたようである。