facebookを見ていると、1年前の投稿の写真が出てきた。
昨夜はお施餓鬼であった。
我が家の菩提寺は小さなお寺であるが、歴史は古く室町時代までたどることができる。
このお寺の檀家総代をずっと続けているので、過去帳を見ると、我が家の家系図を室町時代まで作れるとよく父が言っていたのを思い出す。
毎年、夕方にお札とお供え物を取りに行くのだが、今年はカミさんと子供達に頼むことにした。
墓は家から近いところにあるのだが、寺は少し遠いところにあるので車で行かないといけない。
普段、車を運転しないカミさんにとって憂鬱な仕事となりそうである。
餓鬼道で苦しむ衆生に食事を施して供養することで、またそのような法会を指す。特定の先祖への供養ではなく、広く一切の諸精霊に対して修される。 施餓鬼は特定の月日に行う行事ではなく、僧院では毎日修されることもある。
日本では先祖への追善として、盂蘭盆会に行われることが多い。盆には祖霊以外にもいわゆる無縁仏や供養されない精霊も訪れるため、戸外に精霊棚(施餓鬼棚)を儲けてそれらに施す習俗がある、これも御霊信仰に通じるものがある。 また中世以降は戦乱や災害、飢饉等で非業の死を遂げた死者供養として盛大に行われるようにもなった。
ウィキペディアより
外国の仏教国を旅していると、ご飯を食べる前に、ひとくち分だけテーブルに置く人を見かける。
これもお施餓鬼と思われる。
自分の場合、ご飯の最後のひとくちを残す癖がある。
これもひょっとしたら同じようなものかもしれない。
こんなこと言うと、カミさんに叱られてしまうのだが・・
バリ島はヒンズー教の島であるが、お施餓鬼に似た風習が見られる。
街を歩くといたるところにお供えがある。
チャナンというらしい。
写真は、私の旅行記ブログから
仏教とヒンドウー教は元をたどればバラモン教に行き着く。
同じような風習が見られるのはそのためである。
ちなみに、仏教国タイの国王の宗教はバラモン教である。
自分だけはと欲持って過ごしていると餓鬼になる。
気をつけよう。
お施餓鬼が終わって、送り火。
これで我が家のお盆行事は終わった。
秋が近づいてくる予感がする。