昨夜はお寺でお施餓鬼の法要。
そこで、住職より話があった。
この住職、とても話好きである。
昨夜の話はお施餓鬼の由来。
住職の話をまとめると・・
釈迦の十大弟子の一人、目連さんが、亡き母の行方を調べると、餓鬼道に落ちていた。
目連さんを育てた立派な母親である。
目連さんは不思議に思い、釈迦にたずねた。
すると釈迦は・・
お前の母の罪はとても重い。
生きている時は他人の世話をせず、自分の子供ばかり世話をした。
だから餓鬼道に落ちた、
という。
どうしたら救えるかと聞くと
お盆に、ご馳走を用意してお経を読み、心から供養しなさい。
目連さんが早速その通りにすると、目連の母親は餓鬼の苦しみから救われた。
これが盂蘭盆の始まりという。
なるほどいい勉強になった。
そして次に、儒教と仏教の違いの話になった。
儒教では親の世話が一番である。
だから長男は親が死ぬまで地元を離れられない。
仏教は多くの人を救うものである。
かの弘法大師は若い時から家を離れ、勉強、修行に励んだ。
親だけでなく、多くの人のために働いた。
これが、儒教と仏教の違いであると話した。
さて・・・というところで、副住職よりストップが入った。
副住職は息子である。
最近は我が家に来るのは息子が多い。
その息子、マイクを取り上げ、その後の行事の説明となった。
多分、みんなホッとしたであろう。
早くお施餓鬼を終わらせて家に帰りたいというのが本音である。
いいタイミングで止めてくれた。
お施餓鬼も終わり、お供え物を持って帰宅。
そして、送り火。
お盆が終わった。
今日もクリックありがとうございます