昨夜、一時載せていた記事である。
読み返して、暗いなぁと思いすぐ消した。
今読み返してみると、載せてもいいかなと。
気持ちが揺らいでいる私です。
今夜は猫さんがやってこない。
いつも通りの一人の夕食。
話し相手がいないので、ひとり・・
前の嫁さんのことを呟いてみようかと。
最近、どうも体調が良くない。
ここで私がぽっくり逝くと、前の嫁さんの記憶は全て消えてしまう。
そんなことになる前に・・
少しずつ書いておいた方がいいのではと。
先ほど、買い物に行く途中、ふと思い出したことがある。
昔、娘をベビーカーに乗せて、二人に買い物に行ったことを。
季節は暑い頃。
ビールをディスカウントショップに買いに行ったときのことである。
歩いている時、ふと、なんて幸せなんだろうという気持ちが込み上げてきた。
なんでもない買い物なのに・・
他にもたくさん同じようなことがあったのに、なぜその時に・・
不思議なことである。
ちょうど息子の妊娠で嫁さんが産休に入り、時間がたっぷりあった時である。
娘はベビーカーに乗るのがあまり好きではなかった。
珍しく機嫌よく、散歩ができた日であった。
前の嫁さんが入院して、もう後が短いとき・・
ふと言った言葉が、忘れられない。
あぁ、・・子と遊びたいと。
絞り出すように呟いた。
癌という病気は死の直前まで意識がはっきりしている。
もう、医者にあと数日ですよと言われたときだ。
遊ばせてやりたかったが、それも叶わず・・
ちょうど、亡くなる直前は七五三。
着物姿の娘を見せられただけがよかったかと。
ただ、その時は七五三の写真撮影の日。
着物を長く着ていたので娘の機嫌が悪く・・
それだけが残念である。
また、嫌いな秋が近づいてくる。
カミさんは秋になると、私が暗くなるのを知っていた。
いつも気遣ってくれた。