最近、天気の悪い日が続く。
雨が降ったり止んだり・・
今朝もしとしと降っている。
夜明けも遅くなったし・・
しんみり秋の訪れを感じている。
そう言われてみると、暦はもう十月。
ちょっと前まで 酷暑を嘆いていたのに。
時の流れは早いものだ。
昨日はBSで松尾芭蕉をやっていた。
中身は奥の細道。
紀行文と考えるには、あまりにも謎の多いものである。
書かれた頃は仙台、伊達家に不穏な雰囲気のある時。
芭蕉は幕府の隠密ではなどとの説もある。
その検証番組だったのだが・・
ちょうどその本質に入った時、テレビが見えなくなった。
故障かと思われたが、どうも電波事情が悪い様子。
近くに暗雲が近づいているようだ。
と考えていたら、雷雨に見舞われた。
なんともタイミングの悪い時か。
その雲が過ぎ去ったときは、その肝心な部分は終わった後だった。
しかし、それ以外も含蓄の多い話が続く。
松尾芭蕉の素晴らしさを再確認した夜であった。
歳をとると、ますます芭蕉の気持ちがわかるようになった。
古池や蛙飛びこむ水の音
改めて聞かされてみると、なんとも言えない味わいがある。
俳句の世界は軽さが大事だという。
深く考えて、そして軽いものを吐き出す。
いい勉強になった昨夜であった。
さて、今夜は中秋の名月。
各地で句会が開かれるであろう。
私も一句読みたいものだ。