退院して、一週間が経った。
薬のおかげか、生活は順調である。
夜もよく眠れる。
あの苦しかった夜が嘘のようである。
今から思うに、あそこまで我慢する必要はなかった。
いつか良くなるだろうと、じっと辛抱していたのは間違いだったようだ。
素直に病院に行っておけば、入院する必要もなかったかもしれない。
病気は酷くなる前に早めに病院にかかること。
改めて、実感したことである。
長く病気になっていると、それが普通のこととなる。
病気で休職して、早三年である。
ということは、三年間仕事というものをしていない。
羨ましいといえば、羨ましい話だ。
その反面、人との接触がそれだけ減っているということである。
社会から離れて、三年。
石の上にも三年という話があるが・・
このことはなんていうのだろう。
孤島に流されて三年・・なんて言うのだろうか。
もうこうなると、この生活に慣れてくる。
あまり人と話さなくても問題ない。
仕事がら人と話す機会の多い人生だったが、今はほとんど他人と話すことはない。
話すといえば、身内ばかり。
他は、たまにご近所さんと挨拶するくらいである。
ふと、こんな生活でいいのだろうかと疑問に思う。
いいのか、悪いのか・・
どうなのだろう・・
今の状態は完全に引きこもり生活と言える。
引きこもりといえば、若者の話であるが、
さしずめ今の私は老人性引きこもり症候群と言うところか。
外に出たほうがいいのは分かるが、なかなか外に出れない。
若者が引きこもる気持ちが少しは分かる。
最初の一歩が難しいのである。
どうやって、最初の一歩を踏み出すか・・
今日はちょっと色々考えてみようかと思う。
バナーは毎日作ってくれるカミさん弁当。
今日もひと押し、お願いします*1..
*1: _ _