カミさんが帰ってきた。
家出していたわけではない。
旅行に行っていた。
まぁ、旅行というより里帰りである。
カミさんがいない間、娘が作ったものを食べていた。
美味しくないわけではないのだが、若者が作るもの。
味が濃い。
さらに量が多い。
入院してから薄味に慣れている。
カミさんの帰りが待ち遠しかった。
カミさんの里帰りは、見舞いも兼ねていた。
どうも最近身内の病気が多い。
病人の私が言うのも変であるが・・
結構慌ただしい里帰りであったので、旅行気分は味わえなかったという。
せめてもの旅行的なものは空港で食べたラーメンだという。
ちゃんと写真も撮ってきていた。
最初の予定では私も行く予定であった。
残念ながら、この日までに機械が外れなかった。
機械をつけたままでも飛行機に乗っても良いと主治医は言う。
しかし、セキュリティチェックのたびに説明するのが億劫である。
書類を書いても良いというが、体力面も回復していないので留守番を選んだ。
最近、飛行機に乗っていない。
私は飛行機好きである。
見ているだけでも満足する人である。
そろそろ、禁断症状が出ている。
航空会社の予約画面で、旅の日時を打ち込んでは、ため息をついている。