私の胸の傷はかれこれ長い。
もう二年近く、胸に穴が開いた状態である。
そこから体液が滲み出てきている。
最近は、このシールを胸の傷口に充てていた。
体液の吸収力もよく、余分なテープもいらないので張替えも楽であった。
しかし、あまりにも長く使いすぎたのか、今年になってから傷口がだんだん広がっていた。
さらにかゆみも出ていた。
そのため、これをやめて、ガーゼに変えていた。
ガーゼといっても、オムツを代用したものである。
紙おむつを六等分して、これが作られている。
見た目は悪いが吸収力がいい。
皮膚科で使われているものである。
これに変えてから、少しずつよくなってきていた。
さらに先週皮膚科にかかった。
ここで処方された塗り薬が良かったのか、急激によくなっている。
昨夜は何も傷口につけずに寝た。
少しは体液がてで、シャツが汚れているかと思ったら、全く出ていない。
傷口はかさぶたで覆われている。
その隙間から体液が染み出していたのだが、今朝は出ていない。
ひょっとして、治ったのか・・・
これで治ったら、あっけない結末である。
二年間にわたる闘病生活の終了・・
今日は通院日。
この状態をみて、主治医はなんというだろうか・・
治りました・・・
という言葉が出れば、万々歳である。