もうすぐ、四十九日も終わろうとしています。
ずっと、黙っていたことを書こうかと。
みなさんが思っている以上、カミさん素晴らしい人でした。
実はカミさんが我が家に来るまで、私は10年間、シングルファーザーでした。
その時代、まだ珍しいシングルファーザー。
前のカミさんが死んだのは娘が2歳の時。
下の息子が生まれて、すぐ亡くなりました。
小学校に上がるまで、息子は田舎の実家で面倒を見てもらい、それまでは娘と二人暮らし。
6年後、息子が戻ってきて三人家族へ。
それまでは、毎週週末に娘と共に田舎に通う生活でした。
いろいろ子供たちには苦労させました。
大して、いいものも食べさせられなかったようで・・
そして、家も新築して、息子も引き取り、新しい生活へ。
その頃、まだひとり親の子供はいじめられる存在で。
いろいろ子供たちも辛い思いもしたと思います。
私の帰りも遅かったし。
腹を空かして、待っていた時も。
そんな生活が6年ほど続き、ふとしたことで知り合ったカミさん。
この馴れ初めは、まだカミさんの友達にも話していないので後ほど。
そして、やってきた四国の田舎町。
いろいろ苦労もたくさんあったと思います。
時には、キレて大喧嘩したことも。
全て、私が負けてましたが。
私と再婚して、16年。
2度目の妻とも死別となりました。
この16年、カミさん苦労も多かったと。
今日はカミさんが閻魔様の前で裁きを受ける時。
お前の一生はどんなだったんだと。
このことを抜きに裁きを受けるのは、あまりにも忍びない。
旅行ばっかりして、遊び呆けている姿ばかりだと、判断されてはと。
旅行以外の時は、しっかり私の子供達を育ててくれました。
閻魔様、お願いします。
どうぞ、極楽への道を。
人間、時には過ちもあるでしょう。
それは些細なこと。
彼女は素晴らしい人間でした。
よろしくお願いいたします。