主な法定相続情報一覧図・・
あまり聴き慣れない言葉です。
私も今回のことがあって、初めて知りました。
相続手続きには、被相続者の生まれてからの全ての戸籍が必要となります。
今の戸籍のシステムは、手書きからワープロ。
そして、オンラインシステムと時代の流れで形を変えています。
今の我々世代は、全ての戸籍の時代を生きてきています。
そのため、いざ相続手続きとなると大変な作業。
手書きの戸籍から始まり、生まれてから全ての戸籍を集めないといけなくなります。
ずっと、一箇所での戸籍であれば、それほどの苦労ではないのですが、結婚なとで戸籍移動があると、もう大変。
葬式の翌日、我が家に来た税理士が、大変ですから私がお手伝いしますというくらい。
ただし、ボランティアではなく、それなりの費用が。
我が家の場合、8万円くらい請求が来る予定でした。
一度は頼んだのですが、我が家に来る銀行の方から話を聞くに、何となく自分でできそうな感じに。
翌日、税理士にはお断りの電話を入れました。
その後、カミさんの実家に連絡をとり、北海道での戸籍を集めてもらいました。
そして、私も手に入る範囲のものを収集。
二つのものを持って法務局へ出かけました。
その際、法務局のサイトにあった法定相続情報一覧図の見本を頼りに、それなりに作成してました。
系図みたいなもので・・
こんな感じ・・
法務局で行うのは、自分が作ったこの系図が正しいかどうかのチェックです。
私の場合、不備が二箇所。
少し手直しするだけで済みましので、法務局の人が修正ペンで直してくれました。
その後、住民票も必要ということで、再度、法務局へ。
幸いにも、我が県の法務局は我が家から徒歩圏内。
これが遠いところなら、大変だろうと。
税理士に頼む人が多いのがわかる気がします。
さて、出来上がった法定相続情報一覧図を持って郵便局へ。
カミさんのゆうちょ銀行の相続のためです。
ネットで手に入れた書類とともに提出しました。
すると、意外な言葉が・・
これを出すと、もう通帳から引き出せなくなりますよと・・
えっ、凍結されてのでは・・
聞くところによると、郵便局は申告がない限り、貯金は凍結されないとのこと。
銀行さんは調べて、凍結しますけどねとの話。
ガクッと来ました。
今までの苦労は何だったんだろう。
黙って、お金を引き出せば、相続の複雑な手間など必要なかったのに。
でも、奥から出てきた偉い人が言うには、本人の了解なしにお金を下ろすのは違法ですからと・・
おっしゃる通りですが・・
まぁ、クソ真面目だったカミさんのこと。
これでいいのだと言う声が聞こえてきたような・・