虫の音が賑やか・・
そんな秋の朝である。
いつの間にか聞かなくなったセミの声。
昨日は遠くの方でツクツクボウシ。
最後の一鳴きか。
すぐ聞こえなくなった。
暑い夏もやっと終わったようである。
嫌だ嫌だと言っていた夏。
しかし、終わってしまうと寂しいものだ。
特に今年は夏の思い出が見当たらない。
なんとも寂しい夏の終わりである。
さて、秋がやって来たので、スーパーは秋の食材真っ盛り。
誰が買うのか松茸も山積み。
どこからかの輸入品だと思うが、この歳になると松茸はもういい。
若いうちにたくさん食べておいて良かったと思う。
子供の頃は、風呂の焚き口に突っ込んで焼いていた松茸。
それほどありがたみはなかった。
ただ、秋の風物詩。
それだけの理由で食べていた記憶がある。
大人になってからも、田舎の山で取れた松茸をよく頂いた。
しかし、その松茸も取れなくなり、最近は全くのご無沙汰である。
そんな中、子供の時、嫌というほど食べていた果物に出会った。
スーパーで売っていること自体が信じられない。
子供の頃は買うものではなく、庭の木になっているのをちぎって食べていた。
虫と競争である。
というのは、実が開くとカナブンがすぐにやってくる。
虫がついている実は食べたくない。
開くか開かないか微妙な時に食べるのがポイントだ。
その食べ物はイチジク。
北海道で育ったカミさんは高級品という。
なんと一個百円くらいしたという。
ということで昨日スーバーで買って来た。