平和な朝である。
さらに暖かい。
今日は二十度を超えるという。
子供の世界ではもう半袖の気温。
春を通り過ぎて、夏がやってきた。
暖冬・・そして、暖春というところか。
コロナには換気がいいと言う。
ありがたく窓を開けさせてもらうこととしよう。
さて、春がやってきた日本だが、まだまだ景気は冬真っ只中。
アメリカでは昨夜も1000ドル以上値を下げた。
ここ1ヶ月ほどで、株価が三分の一。
日本と違って、財産は株で持つことが多いアメリカ人。
財産が三分の一に減った計算となる。
コツコツ貯めていたお金が一気に霞の世界に・・
普通の精神状態ではいられないだろう。
株は売らなければ財産は減らない。
じっと我慢して持っていれば値は戻る。
しかし、そう言われても、目の前の数字がどんどん減っていくと、なかなか我慢できないものである。
耐えきれずに売ってしまい、大損。
その後、値を戻したりしたら、さらに後悔しかりである。
それにして、2000万円問題が話題になり、政府は国民に株を買うことを奨励してきた。
その挙げ句がこの状態である。
素人同然の株主の資産をプロの投資家が吸い上げていく。
結局、喜んだのは、株を買うように勧めた人たちである。
世の中、人が教えてくれた美味しい話には毒がある。
それが分かっていても、有名な会社や政府が言えば、つい信じてしまう。
こんな時代に生き残るには、信じられる人を見つけることである。
全ての人が悪い人ではない。
ちゃんと正しいアドバイスをくれる人もいる。
今の時代、人を見極める力が求められている。
さて、桜が咲いてきた。
桜は人を裏切らない。
みんなを幸せにしてくれる有難い存在だ。