長い夜だった。
点滴が終わり、普通に眠りについた。
すると、夜中、体がだるい。
そのためか嫌な夢を見て、目が覚めた。
今の私の身体は変だ。
1日2回熱が出る。
38度近くまで上がる。
高熱ではないが、結構体にこたえる。
だいたい出る時間が決まっていて、夕方と夜中である。
そして、しばらくすると下がる。
熱が上がるときは結構辛い。
体がだるくなるので、熱が上がってきているのがわかる。
昨日の夜中も熱が出た。
普通熱が出るとは寒気がするものだが、それがない。
まるで風呂に入っているように体がポカポカする。
そのことを昨夜、看護師さんに話して見た。
すると、興味深い話が戻ってきた。
こもり熱というのがあるという。
文字通り体に熱がこもるという意味である。
そう言われてみると、布団に入っていると、暑くなって寝覚める。
そうすると、熱が出ている。
しばらく布団から出ていると少しずつ体温が下がってくる。
そして、数時間ほどすると、平熱くらいまで下がる。
変な感じである。
病院内は設定温度が高い。
看護師さんも医者も半袖姿で働いている。
私も昼間は半袖シャツで過ごしている。
たまに、寒い時はフリースのジャケットを着るくらいである。
その気温の中で、冬布団で寝るのだから、当然熱もこもる。
夜は少し温度が下がるが、時間帯によっては暑い時もある。
病気の重い時は、この暖かい気温が助かる。
呼吸器系の病気の私にとっても、冬の寒さを感じない病院内は快適である。
ただ、布団の中に入って寝る時はちょっと困る。
どうせ気温設定を高くしているのであれば、夏と同じように薄い布団でもいいのでは・・
肩も凝らないし・・
病院の布団、ちょっと重たいのですが・・
さて、悩みの熱の原因。
今日も主治医が病室までやってきた。
理由がよくわからないという。
レントゲンを見ても問題ない。
ただ、血液検査をすると炎症反応が高いという。
これが下がらないと、退院してもまた毎度ってくるかも・・
そんな心配をしているようである。
熱がない時は、私も至って元気である。
退院する気満々である。
ただ、ぽっと出てくる熱が気になる。
原因が分かれば、それなりにスッキリするのだが・・
やっぱり、看護師さんがいうようにこもり熱なのだろうか・・
それとも、誰かに呪われているとか・・
いやいや、考えれば考えるほど謎である。
まぁ、そんなこと言えるのは熱がないときであって、出るとそれなりに辛い。
今も点滴を続けているが・・
今日もまた熱が出るのだろうか。
春が待ち遠しい・・
今日もひと押しお願いします