3日前から新しい住人が入院してきている。
年は三十前後。
病気は軽い。
肺気胸ですでに治療で治った。
しかし、再発予防のため手術をするという。
若くて、元気・・
いいことなのだが・・
しかし、ちょっと問題点が彼にある。
彼というより、面会者がちと問題である。
まず、母親。
昼から夕方まできている。
子供思いの熱心な親である。
がしかし、よくしゃべる。
明石家さんまを女性にしたぐらいよくしゃべる。
きている間話し続けている。
よく話題が続くものだと感心する。
夕方、母親が帰ると、入れ替わりに彼女がやってくる。
今度は彼が話し始める。
母親譲りか、よく話す。
彼女も話好きで、二人盛り上がる。
消灯時間になって、部屋が暗くなっても話が盛り上がっている。
しかし、ここは病院。
みなさん、体を休めに入院している。
こんな状態が2日続き、昨日は彼の手術日。
朝から、母親、彼女の二人同時の登場である。
ダブルバワーの会話である。
笑い声が途切れない。
午後二時からの手術まで続いた。
その後、静かになると思いきや、患者を送り出した後も、母親との彼女は病室で楽しくお話。
手術が終わって、患者はHCUへ。
が、まだ帰らない。
結局二人が帰ったのは夕食が配られ始めてから。
たくさん話せて、満足そうに帰宅である。
今日、患者はHCUからこの病室へ戻ってくる。
また二人揃って来ようと相談していた。
また、騒がしい日になりそうである。
私はまだ別のところに避難できるが、年寄り二人は災難である。
91歳の爺さんは、体調を崩して、昨夜は吐き気と痛みで一晩中苦しんでいた。
いやいや、なんとかならないものだろうか・・