今回の手術は大網と呼ばれるものを肺の空洞なっているところと傷のふさがらないところへの移植であった。
大網とはあまり知られてなく、私も手術まで名前すら知らなかった。
胃の下側(大弯)から下方へエプロンのように腸の前に垂れ下がった腹膜を大網(だいもう、英:Greater omentum)(大網膜)という。
ウィキペディアより
この大網を持ち上げるという形で肺のところまで移動させるわけだが、その通路が必要である。
それで、胸骨の全摘と至ったわけである。
この手術が終わって一週間。
昨夜より点滴の痛み止めがなくなった。
フェンタニルという麻薬系なので長く使えないようである。
これからはロキソニンで頑張ってねとなった。
昨夜は痛みが結構きつかった。
夜中の4時頃からひたすら朝を待ちわびた。
6時に看護師さんから薬をもらってかなり楽になった。
また切れると痛いのであろう。
痛いところは傷口ではなく、大網が元あった場所である。
あるものがないので体が反応しているのであろう。
なかなか鈍い痛みで経験したことのない痛みである。
腹を思っ切り殴られたような感じである。
ボクサーの辛さかがよくわかる。
しばらくはこんな感じで痛みと付き合わないといけないようである。