病院の夜は長い。
9時に消灯となり、朝6時に電気がつく。
その間、基本的に部屋は暗い。
しかし、みんな寝ているわけではない。
むしろ、9時から活発に活動する人もいる。
テレビは夜9時からが面白い。
昼間は寝ていて、この頃からテレビを見始める人もいる。
暗闇の中、テレビの光がネオンサインのようにきらめく。
昨日などは、私以外の3人ともテレビを見ていたようで、3方向からネオンサインがまたたいた。
イヤフォンで見ているので静かである。
光だけがまたたく。
結構光の強弱が強い。
部屋を明るくしてテレビを見ましょうというテロップが流れる時があるが、確かに部屋を明るくしておかないと目に悪そうである。
番組によって、光の強弱が違うようである。
コマーシャルになると、光の点滅が早くなる。
これで頭が刺激されているのだろうか。
番組中より早いようである。
また、民放よりNHKの方が光の強弱は少ないようである。
コマーシャルが入らないためかもしれないが・・
番組自体、落ち着いて見ることができる。
最近、民放よりNHKを見ることが多いのは、そのせいかも知れない。
民放は長く見ていると疲れる。
光だけでなく、音も民放は賑やかである。
なぜかコマーシャルになると音が大きくなるのは私の気のせいだろうか。
民放の宿命なのかもしれないが、コマーシャル中心になってきているように思える。
テレビは病人の大切な娯楽である。
落ち着いた雰囲気の番組が増えるといいのだが・・
例えば、昨日放送された、BSNHKで草刈正雄の出ていた美の壺はよかった。
避暑地のホテルの紹介だが、ジョンレノンも登場して見ごたえがあった。
まるで、ホテルに滞在しているようなまったり感が漂っていた。
こんな番組が多いと、楽しい夜が過ごせるのだが・・