先日、元職場を訪れた。
一年半ぶりである。
一昨年の秋、病気になった。
それ以来、職場に行くことはなかった。
ずっと気になっていた。
年度の代わりもあり、手土産を持って訪れてみた。
みんな元気そうでよかった。
一年半ぶりという感じはない。
浦島太郎になっているのではと思っていたが、それほど時代の流れは早くなかった。
この時期、私は忙しかった。
その忙しい仕事を若い者がついで、独り立ちしていた。
嬉しい限りである。
安心して、引退できる。
働いている人は生き生きとしている。
顔が輝いて見える。
一瞬、また働いてみようと思ったが、やっぱり毎日が日曜の今がいい。
もう、頑張る人には戻れない体になっている。
この一年でいろいろ学んだ。
一番大事なものは健康ということを改めてわかった。
お金があっても、時間があっても、健康でなくては何もできない。
今日、定年退職を迎える人は多いと思う。
まずは健康面をチェックしてほしい。
そして、何よりも家族などの人間関係が大事だとわかった。
この一年乗り切れたのは、ひとえに家族のおかげである。
改めて感謝したい。
そして、あと一つ付け加えることがあるとすれば、希望を忘れないことだ。
もうダメだと思うときもあると思う。
しかし、希望を捨ててはいけない。
時間さえたてば、なぜか不思議と物事は解決するものだ。
「健康」「家族」「希望」
これさえあれば、これからも生きていけそうだ。
この一年は、濃い一年だった・・・