寝不足の朝である。
昨日から新しい患者が入った。
年末からの一人の部屋がとうとう終わった。
今まで静かだっただけに昨日からいろいろ音が気になる。
入った患者は出もどりである。
年末、肺気胸で入院していたが、今回も同じ病名のようである。
退院する際、医師からタバコに弱い肺ですから禁煙してくださいねと言われていた。
またタバコを吸い始めていなければいいのだが・・
まだ若いだけに体を大事にしてほしいものである。
すでに治療が始まって、彼には機械がつけられている。
音がブクブクとまるで熱帯魚の水槽の音が聞こえてくる。
昨夜はこの音で眠れなかった。
まるで水槽の中で寝ている気分であった。
昨日は子供連れで奥さんが付き添っていた。
二人の子供はまだ保育園に入るかどうかの歳である。
まだまだ手がかかる歳で、昨日は病室が保育園状態であった。
ウロウロして私のベットの近くまで来ていた。
ここは病院だから静かにしなさいと母親が言っていたが、そんな事がわかる歳ではない。
もう一人若い女の人が見舞いに来てからは、そちらの人との話に夢中でますます放任状態に輪がかかった。
もう私としては、諦めるしかない。
今日も日曜なので、同じように保育園状態が続きそうである。
こうなると逃げるしかない。
朝ごはんを食べた後、自宅へ緊急避難の予定である。