昨夜は雨であった。
そのため、スーバームーンは見れなかった。
多分そうなると思ったので、一日前のスーパームーンを見ておいた。
確かに大きかった。
でも、月が大きくなったわけではなく、大きく見えるだけだからそれほど大騒ぎするほどのものではない。
写真は以前撮ったスーパームーンのものである。
雨上がりの今朝、いつものようにコーヒーを飲んでいた。
以前、お茶だけ汲みに来た婆さんを見かけた。
同じような服装で、同じように水筒に汲んで帰った。
違ったのはお茶だけでなく、紙コップも余分に持って帰った。
病院の人にも「おはよう」と挨拶をして、悪びれる様子もない。
今日こそは確かめようと、窓から一階の受付付近を見ていた。
まだ、受付付近は7時前なので真っ暗である。
しかし、渡り廊下のところに電気が付いていた。
そこを見ていると、婆さんがそこにやってきた。
連れがいるようである。
連れに水筒が入ったバックを渡した。
病院に爺さんでも連れて通っているようである。
受付が開くまで、まだ一時間以上ある。
ご苦労様である。
病院にはいろいろな人がやってくる。
多いのは見舞い客である。
昨日はなぜか子供連れの見舞い客が多かった。
子供と言っても一、二歳の子供である。
この頃の子供はうるさい。
特に躾ができていない子供の扱いは大変である。
普段から躾ていないので、名前を呼んでも親のところに戻らない。
犬でも呼んだら戻ってくるのに・・
自由に徘徊している。
放し飼いである。
親は患者との話に夢中である。
ある子は、非常口と書いた案内板をケツっている。
電気が付いているので面白いのであろう。
なかなかよその子は叱れない。
年寄りの患者にとって孫の姿を見れるのは一番の見舞いである。
ただ可愛いのは自分の孫であって、躾のできていない他人の子はうるさいだけである。
隣の住人は自分の孫がやってきた時は泣こうが、騒ごうが大喜びであったが、昨日は「うるさい」とつぶやいていた。
立場が変わると、見え方も違うようです。
隣の窓際の住人が今日、退院である。
物静かな白髪の紳士である。
中庭の落ち葉を拾ってきて、秋を楽しんでいた。
歳は八十二歳、奥さんも物静かな方である。
こんな人ばかりなら、入院生活も楽になるのだが・・
私もこんな風に歳をとりたいものである。