相変わらず賑やかな朝である。
機械のアラーム音やひげ剃り機の音など、いろいろな音がしている。
自分はひげ剃り機を使わないので今まで気づかなかったが、結構うるさいものである。
今度入った住人は、朝、顔を洗うより前にひげ剃りが日課である。
朝早くから、ジージーと音が病室に響いている。
世の中いろいろ進歩して便利になってきた。
その反面、いろいろ不便になっているのも感じる。
このひげ剃りの音など昔では考えられなかったであろう。
便利になったという点では、携帯電話が典型的なものであろう。
まずほとんどの人が持って入院している。
病室での使用は禁止されているが、守る人など滅多にいない。
消灯後でも、電話をかけている人すらいる。
地球の裏側にかけているのだろうか、大きな声で話す。
この点、携帯のマナーは若者がよく守っている。
年寄りはダメである。
若者は、人のいるところではメールで済ませる。
今度入った人はマナーモードすら知らないようである。
「ユー ガッタ メール」 と突然英語が聞こえてくる。
そのあと、ピッ ピッ ビィーと、一つボタンを押すごとに音が出るようにしている。
返信メールを打っている間、ずっと鳴り続ける。
結構、長文のメールを打っているようである。
これも消灯後も続く。
私も今朝は迷惑をかけてしまった
iPhoneを立ち上げると、勝手に電話をかけ始めた。
それが2度も続いた。
朝から焦りまくりである。
OSをアップーデートしてからよく起こるようになった。
iPhoneが勝手に電話をかける と検索をかけると理由がわかった。
音声入力が勝手に電話をかけているようである。
設定のTouch IDとパスコードのところにある音声ダイヤルがONになっていた。
初期設定がこうなるようである。
まだ設定を変えてない人は迷惑をかける前にOFFに変えておいたほうがいいと思う。