今日もいい天気である。
コーヒーを飲もうと、談話室に行っていた。
しかし、機械の警告音で中断した。
この談話室で合わなくなった人がいる。
いつも私が談話室の椅子に座っていると、ちょろちょろ私の周りをうろつく爺さんである。
連休の最終日の夜、カミさんとその椅子で話していると、またやってきた。
いつものように、給湯器から水を汲んで飲むと思いきや、突然私の横の椅子を持ち上げ、近くの自動販売機の前に移動させた。
そして、その椅子に座り、まじまじと自動販売機を眺め始めた。
何を買うのかなと見ていると、また椅子を持ち上げ私の横に置いた。
そして、そのまま去って行った。
あまりの出来事にカミさんは笑いをこらえるのに大変だったという。
私は呆れてぽかんとしていた。
その後、彼と会うことはない。
カミさん曰く、彼は私に興味があったのではないかという。
話したいけどそのきっかけがない。
そのきっかけ作りのためにこの行動に出たのではないかという。
若い女性なら嬉しい話だが・・・
連休中は他にも驚かせられることがあった。
食事が終わり、食後の薬を飲んだ後である。
喉にイガイガ感があり、痰が出た。
その痰の色は鮮やかなピンクである。
今の病気は喀血で入院している。
焦った・・ナースコールして看護婦さんを呼ぼうと思ったが、ふと気がついた。
この色、先ほど飲んだ鉄剤の色である。
人騒がせな色である。
連休中は見舞い客が多かった。
そのため、病棟内の椅子は満杯が続いた。
カミさんと話すために座る椅子がないので、待合室の渡り廊下の椅子で話していた。
ここは、中庭と外を仕切る形になっていて、ガラス張りなので雰囲気が明るいところである。
病院が休みの時は寛ぐ格好の場所になる。
いつものように話していると、突然、ガラス窓に鳩が突っ込んできた、
ドンという音とともに、鳩が地面にうずくまった。
どうも、通り抜けれると勘違いしたようである。
いじけた鳩はその後、庭木の中に消えていった。
びっくりした。
鳩もびっくりしたと思うが、私もびっくりした。
まさに、ハッとした事件である。
お後がよろしいようで・・・
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