当たり前のことだが、今日も朝が来た。
天気は悪い。
昨夜は雷雨であった。
ブラインド越しに稲光が眩しくて目が覚めた。
この時期のカミナリは珍しい。
最近、天気がおかしいので、これもその一つであろう。
昨日の昼は愛妻弁当が届いた。
前日暗い顔をしていたから、気をつかったのであろう。
暗い顔している理由は二つある。
一つは大部屋へ今日から移動である。
歳をとると変化が苦手である。
せっかく馴染んだ部屋を変わるのは憂鬱である。
また、個室のように自分勝手な行動もできなくなる。
慣れるまで気持ちは暗い。
もう一つはまた機械が体に付くようになる。
バック療法がまた再開されるという。
やりたくないと主治医に言っているのだが、やはりやるつもりである。
いつまで機械をつけていればいいのかと聞くと、良くなるまでと答えが戻ってきた。
なかなか素晴らしい名答である。
あまりの言葉に次の言葉がなかった。
大部屋に移ることは悪いことばかりではない。
同室の人に恵まれると楽しい時もある。
めったにないことだが・・・
でも、それに期待しよう。
さらに個室代が要らなくなる。
その分、何かで贅沢してやろう。
でも、これにはカミさんから釘を刺された。
今まで通りでよろしくとのことである。
まあ、贅沢しようとしても所詮、病院内。
コンビニで使ってもたかが知れている。
さてさて、今日はどんな1日になるのだろう。
ちと、不安・・・