昨日気になる記事を読んだ。
私の今までの感覚でいうと、我慢をしてストレスを抱えやすい人が病気にかかりやすく、わがままな人間は長生きすると思っていたが、そうではないようである。
自己中心的な性格の持ち主は脳梗塞になりやすいという。
41歳という若さで脳梗塞に倒れた理由を、鈴木さんは「自業自得」と結論づける。そして、自らの性格や行動傾向を「背負い込み体質」「妥協下手」「マイルール狂」「ワーカホリック」「吝嗇(ケチ)」「善意の押し付け」と列記。どれも「自己中心的」という言葉に集約できそうな短所ばかりだ。
そう言われてみると、病院生活の中で思い当たることが多い。
まず、入院患者は自己中心的な人が多い。
看護婦さんの世話になるにしても、まず自分からという感覚がある。
誰か一人ナースコールを押すと、一斉に他の人も押す。
自分をかまってくれないと、文句を言う。
大部屋のカーテンを一日中閉じて、他の人と交わろうとしない。
ひどくなると、モンスター患者に変身する。
以前書いた声の大きい年寄りの入院患者のことである。
昨晩は、食事の介助が必要な人がところに混じって食事をしていた。
デパートに出かけておはぎを食べる元気な人がである。
その後、談話室で遊んでいた子供達を牽制するように、まず、テレビを大音量でかけ、人生について大きな声で語り始めた。
それまで楽しそうにしていた子供達は声を潜め、小さくなってゲームをしていた。