昨日は雨の中の通院であった。
傘をさして病院からの帰り道、ふと思った。
この街、結構いい街じゃないかと・・
自分の故郷をいい街とは変だが、ふと再評価してしまった。
旅行で一箇所にとどまることを沈没という。
昔であれば、ネパールのカトマンズ、バンコクのカオサン、そして、アフガニスタンのカブールなどがその地であった。
それらの街の共通点は、
物価が安い・・
食べ物がうまい・・
自由である・・
治安がいい・・
などである。
今は、そのような場所は他のところに移ったが、それでも沈没地は同じような街である。
私の今までの旅は、定年退職後、長く沈没できる場所を探す旅だったような気がする。
アジアであれば、ペナン、マラッカ、プーケット、シェムリアップ、バリ島などを考えていた。
今回行った旅行では、オアハカやプラヤデルカルメンがそれに当たる。
しかし、少しずつそれらの街は何かが足りないのである。
物価は安いのだが、食べ物がちょっと口に合わないとか・・
歳をとると、病気になった時どうしようなんてことも考えてしまう。
いろいろ贅沢なことを考えてしまうのだ。
その点、我が故郷は・・
物価は安い・・
食べ物はうまい・・
当然、治安はいい・・
いいんじゃない・・
なんて、病院の帰り道、思った次第である。
じゃあ、もう旅行に行かなくても・・
という結論になるが、その結論はもう少し後に伸ばしたい。
ひょっとしたら、ここはいいぞという街が見つかるかもしれないし・・
まぁ、夢の話であるが・・