昨日、一週間前に退院した爺さんが戻ってきた。
夜中に徘徊をして、家族に引き取ってもらった爺さんである。
また、痛みが強くなったということで戻ってきた。
家庭では娘さんが世話をしていたようである。
歳はもう90は超えているだろう。
家での看護には限界があるのであろう。
隣の目覚まし爺さんにも動きがあった。
今日、リハビリ病棟へ移る。
すでに病気が治っているのだから、遅すぎたくらいである。
リハビリ病棟へ移ると、今までの寝たきりの生活は許されない。
いろいろ体を動かすように指導されるであろう。
彼にとってはいいと思うのだが・・
これで、5時半に起こされることはなくなった。
移動が決まった時、つい本音が出た。
現在、自宅はリフォーム中とのこと。
今月末までは病院にいたいという。
なるほど、退院を急がなかったのはそこにあったのか・・
いろいろ人それぞれ事情があるようである。
さりげなく、7LDKの小さな家だけどねと自慢を付け加えていた。
アニマックスの好きな爺さんにも動きがあった。
先日、
手術はいやだ。
今の治療もやめて家に帰る。
とブチ切れた。
理由はタバコが止めれないからである。
主治医から完全に禁煙するよう指導された。
彼にとっては、5本まで減らしたという気持ちがある。
これ以上減らすことはできない。
タバコをやめるくらいなら、このまま死んだ方が楽だと言った。
家族が呼ばれ、いろいろ話し合ったようである。
その結果、夜は家に帰り、昼間だけ病院で点滴治療を受けるということとなった。
家に帰ったら、タバコだけでなく、酒も飲んでいるようである。
彼曰く・・・少しだけだから・・
どうなることやら・・
まあ、彼の人生ですから。
しかし、周りの家族、そして治療等当たっている医者、看護師にとって難儀な人物である。
いろいろな人生があるものである。
それにしても、個性的な患者が揃ったものだ。
こんなところからは早く脱出しなくては・・
頑張ろう(^O^☆♪