今、5時に起きないといけない。
抗生剤を飲むためである。
目覚ましをかけなくても、自然に目が覚める。
悲しい習性である。
ただ、今朝は昨夜遅くまで点滴をしていたので寝不足であった。
薬を飲んだ後、二度寝した。
しかし、5時半に例の爺さんの目覚ましが鳴り、さらに、それに呼応して車椅子の爺さんがトイレコール。
津波のような騒音で完全に目が覚めてしまった。
どうも昨日から音で悩まされている。
午前中は目覚まし爺さんのところに嫁さんと娘が訪れた。
音量調節機能が壊れている嫁さんである。
そして、娘も同様であった。
風邪をひいた爺さんに向かって、死ぬのはいいけど葬式代いるんだからねと言っていた。
この爺さん、家に帰りたくない気持ちが少しわかった。
そして、夜、消灯どきに婆さんが部屋にやってきた。
どうも面会者ではなく、入院患者のようである。
野球を見ていた廊下側の爺さんのところにやってきた。
この爺さん、イヤフォンを使わない。
音が聞こえるのでやってきたようである。
消灯が来て、電気が消されても帰ろうとしない。
静かに見ているのならいいのだが、ラミレスがどうのこうのといろいろ話す。
婆さん、横浜を応援しているようである。
ヒットを打つと大きな声で喜んでいた。
さらに、この部屋は9時になったらみんな寝るのかと言う。
私など、12時まではいつも起きているともいう。
大きなお世話である。
どうも、病院にいるという自覚がない婆さんである。
結局、試合が終わる前に看護師に連れられて帰って行った。
どうせ、勝ったも同然だからもういい、という捨て台詞を残して・・
私はこの時、テレビで相棒を見ていた。
当然、イヤフォンを使ってである。
しかし、婆さんと爺さんの会話で音が聞こえない。
こんな時、ノイズキャンセラーのイヤフォンがあるといい。
良いのになると、地下鉄の中でも外の音が気にならないという。
病院生活の必修アイテムにこれがなるのも近いかもしれない。
都会ではすでに貸し出しを始めた病院もあるという。
今いるところは田舎の病院。
まずは入院患者のモラル向上が先かも・・
そして、我慢も必要である。
頑張ります(^O^☆♪