毎日、甲子園では熱戦が続いている。
野球好きにはたまらない季節である。
隣の爺さんも、朝八時から第四試合が終わるまでずっと野球を見ている。
見ているのはいいのだが、テレビの音量が・・
相変わらずイアフォンはしない。
少しずつ音量が上がっていく。
私も高校野球が嫌いなわけではない。
元気な時はよく見る方である。
しかし、ここは病院。
ずっと、野球放送を聞いているとだんだん騒音に変わっていく。
アナウンサーは絶叫的。
集音マイクで拾った観客の歓声が大きく響く。
カキーンという打球音も大げさである。
球場ではあんなに大きく聞こえない。
誇張された野球中継・・
疲れるんですが・・
疲れても、強制的に聞かされる野球中継。
たまらなくなって談話室に避難。
しかし、そこでも野球を見ているみなさん。
病院中、高校野球一色です。
午前中はなんとか耐えた。
しかし、午後になると昼寝もしたい。
隣の爺さんは、野球中継かけながら、いびきをかいている。
羨ましい・・
うるさくても眠れるようである。
なんとか音量を下げてもらえないかと思い、まず爺さんを起こすこととした。
洋楽の音楽番組をスマホで流してみた。
音量は聞こえてくる野球の音と同じくらいに・・
しばらく流すと、反応があった。
音楽では眠れないようである。
しばらく音楽を流していると、野球の音量を下げた。
少しは反省したようである。
私も別に曲を聞きたいわけではないので、その時点で終了。
その後は爺さん、控えめの音量で野球を見ていた。
しかし、相変わらずイアフォンは使わないが・・
そして、今日。
元の音量に戻っている。