厚生労働省によると、受動喫煙のため亡くなる人は年間15000人と言われる。
一日、30人近くの人が亡くなる計算となる。
当然、この対策として厚生労働省から法律が国会に出されている。
厚生労働大臣も熱心に活動している。
しかし、なぜか今年の国会では流れてしまった。
理由は、受動喫煙防止の法律を強めると、飲食業の人が困るからだという。
さてさて、そうなのだろうか。
レストランで食事をしていて、一番辛いのは流れてくるタバコの煙である。
一気に食べる気がなくなる。
分煙していても、煙はどこからとも流れてくる。
さらに、タバコを別の場所で吸ってもしばらくは肺に残っているので、その人の呼吸から流れてくる。
先日、我が家にやってきた生命保険のおばさんは強烈だった。
我が家に来る前に、タバコを吸っていたようで、彼女が家の中に入ってきた途端、タバコの臭いが家中に漂った。
くさいので、早くお帰り願いたいのだが、そういう人に限って図々しい。
あなた、臭いから帰って、と喉元まででかかった。
タバコを吸っている人は、どれだけ人に迷惑をかけているか気付かない人が多い。
歩きタバコなど、その典型である。
喫煙者も他人のタバコの煙は嫌いなようである。
JRの喫煙席はいつも空いている。
タバコを吸うときだけそこに来て、禁煙車両に戻っていく。
臭い匂いを引き連れて禁煙車両に入って来て欲しくないのですが・・
ずっと喫煙車両にいてください。
病院でも然りである。
車椅子乗っている人でも、外までタバコを吸いに行く。
そのため、病院の入り口付近はタバコ臭い。
一人の人が亡くなると大きなニュースになる日本なのに、なぜ、この問題をマスコミは大きく取り上げないのであろうか・・