昨晩から、外泊で病院から離れて、今朝は自宅にいます。
夜ご飯、朝食と美味しいものを食べさせてもらっています。
夜は海鮮丼。
愛媛県は魚が豊富なところですから、安く刺身が手に入ります。
朝は、あさりの味噌汁。
味噌汁の中でいちばん好きな具です。
入院生活が長くなると、家で食べている時がいちばん幸せです。
期待に応えて、いいものを出してくれるカミさんに感謝です。
子供達も私が帰ってくると、食事の内容が良くなると喜んでいます。
昼は、札幌ラーメンの予定。
昨日の朝は、少し匂い付きの朝であった。
夜、病室でトラブルがあった。
ICU帰りの人の容態が芳しくない。
前日は看護婦さんを呼んで、「今、誰か線香を焚いているだろう」と訴えていた。
ICUにいた人がかかる幻想が出ているようである。
私も同じような経験がある。
私の場合は、もっとひどかった。
黄色い煙が病室に漂ってきた。
壁に文字が浮かび上がった。
なぜか、その文字が相撲力士の名札であった。
さらに、壁には地図が浮かび上がった。
徳島を流れる吉野川流域の地図であったのを思い出す。
カミさんにこれが見えないのかと何度も確かめた。
体調が良くなるにつれ、幻想も消えた。
その幻想のためか、昨晩、隣の住人が吐いた。
量は多かったようで、夜勤の人が総出で病室の床などを掃除した。
その匂いがまだ残っている。
前日より、新しい住人が入り、病室はまた満床になっている。
礼儀正しい爺さんである。
丁寧に挨拶された。
久々の歓迎できる爺さんである。
しばらくして、ベットの上でゴソゴソしたと思ったら、う○この匂いが部屋に蔓延した。
オムツの中に漏らしたようである。
入院したばかりで勝手がわからないうちに、もよおしてしまったようである。
この匂いも病室に漂っている。
音がうるさいのは、イアフォンを使って曲を聴くので紛らせることができる。
匂いは・・・
これを紛らわせるいい方法は見つからない。
逃げるが恥・・いや、逃げるが勝ち・・
これしかない。
匂いが消えるまで、病室から少し離れたかった。
これが、昨夜から外泊している理由でもある。
いい匂いのコーヒーを飲みながら、思う昼下がりである。
そろそろ病室に帰らない時間が近づいてきた。
また修行の時間が始まります。
病院に帰ってみると、四人満室だった病室が二人になっていた。
つぶやき爺さんが退院して、そして、体調の悪かった人が部屋を移動していた。
残りはう○この爺さんだけである。
でも、あれからは漏らすことなくトイレにいけているようである。
ただ、昨晩、ご飯にウニをのせて食べた時、変な想像をしてしまい、味は微妙であった。
昨夜はこのウニ飯だけでなく、かき鍋、タコと北海道から送ってもらった食材を堪能させてもらった。
私のためにと、カミさんの友人が送ってくれたものである。
みなさんに支えられて、幸せ者の私である。