どこかに行きたいなぁ

旅を夢見るブログです

渋い金銭感覚、通院患者に垣間見る



今日もいい天気である。

いつものように談話室で朝のコーヒーを楽しんでいた。

まだ7時前だというのに、面会客らしい婆さんエレベーターで上がってきた。

病室の方に行くのかと思いきや、私のいる談話室の給湯器に向かってきた。

服はすごい厚着で、かれこれ寒い時に家を出たようである。

帽子もかぶり、マスクもしている。

 

バックを二つ持っていた。

そのバックの中から水筒を取り出すと、給湯器のお茶を紙コップで一杯ずつ組み始めた。

かれこれ10分くらい給湯器の前にいただろうか。

水筒二本分くらいのお茶は汲めただろう。

汲み終わった後、水筒をバックに入れ、また、エレベーターで下がっていった。

 

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めちゃくちゃ気になった。

追いかけてどこに行くのか確かめたくもなった。

まず間違いないのは、無料のお茶を手に入れるために、わざわざ入院階までやってきたということである。

以前、リハビリか何かでこの階に来たことがあるのであろう。

あまりにも自然に給湯器の前まで来たからである。

少なくとも入院患者の面会などではなかった。

 

時間は朝7時なので、病院の入り口は空いている。

誰でも入れるといえば入れるのだが、全く病院に関係のない人が4階まで上がってきて、お茶を汲むとは思えない。

多分であるが、8時からの病院受付の順番取りに来たのだが、暇なのでお茶を汲みに来たと思いたい。

まさか、まさかと思うが、全く関係ない人が病院に入ってきて、お茶を汲んで帰ったとは考えたくはない。

 

それにしても渋い金銭感覚である。

ペットボトル2本分、金額にして三百円ほどの仕事をしたわけである。

ペットボトルのお茶を買わないで、給湯器のお茶をペットボトルにつめる入院患者はよく見かけるのだが・・

 

後日談

この機械に病棟外持ち出し禁止の張り紙が貼られた。

病院側も回数が多くなって、苦肉の策だろう。

さらに、紙コップを複数使わないようにとのこと。

これは入院患者に向けたもの。

枕元にたくさんの紙コップを置いている人もいる。

なかなか、この手のサービスは難しいところである。

入院患者がペットボトルに汲んで帰る姿は絶えない。

これだけは禁止にならないようである。

という私も、コップに汲んでは枕元に運んでいる。

流石に、ペットボトルまでは使わないが・・

温かいお茶を飲みたいという気持ちはみなさんお持ちです。

 

 



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