今日は気持ちのいい朝を迎えるために、夜中に痛み止めを飲んでおいた。
そのおかげか、昨日のような辛い朝ではない。
それでも痛い。
今日はVAC療法のスポンジ交換の日である。
3日に一度、傷口のスポンジを交換している。
最近は傷が治ってきたせいか、傷口にひっついている時がある。
これが剥がす時に痛くなる原因である。
しかし、何事もよくなっている兆候として前向きにとらえることとする。
今朝の痛みも、その兆候のひとつと思えば明るい話題となる。
昨日の午後は自宅へ気分転換に帰っていた。
一番の目的は食事である。
昼はインスタントラーメンを食べた。
貧素と思われるが、私にはこれが一番合っている昼食である。
そして、夜は焼肉をした。
ちょっと前に食べたと思っていたのだが、前に焼肉したのはお盆のお客のときだった。
時が経つのは早いものである。
二ヶ月ぶりの焼肉である。
子供達は私が帰ってくるといいものが食べれるので、私の帰りを楽しみにしてくれている。
ちょっと複雑な気持ちである。
この焼肉を食べる前に事件があった。
突然、私についている機械のアラームが鳴り始めたのである。
警告音である。
パネルで確認すると、キャニスターと呼ばれる体液を貯めるタンクが満杯になっている。
3日に一回の交換でいいはずなのだが、いつもより溜まるのが早い。
この場合すぐ交換しないといけない。
交換は病院でしかできないのですぐに病院に帰らないと大変なことになる。
焼肉を目の前に帰る。
辛いことである。
焼肉を諦めかけたたのだが、いいアイデアが浮かんだ。
交換に病院に帰って、その後また家に帰るということである。
早速、カミさんの運転する車で病院に帰り、ナースステーションに飛び込んだ。
看護婦さんは「おかえり」と言って迎えてくれたが、事情を説明すると、笑いながら交換してくれた。
その後、また家に帰り、焼肉にありつけたという顛末である。
いろいろあったが、傷口を治すタンパク源も大量に補給できた。
めでたしめでたしの1日でした(笑)