胸に貼ってあった生理用品がなくなった
滲み出る傷口からの体液。
これをなんとかしようと思いついたのが、生理用品。
画期的なアイデアと思った生理用品によるキズ口処理。
確かに、傷口から出る体液を吸ってくれて、いい働きをしてくれたのだが・・
残念ながら、当てているところが痒くなってきて、さらにただれてきた。
まぁ、水分を吸い取るだけの仕組みであればいいのだが、消臭剤なども含まれていて、あまり医療用には適さなかったようである。
今はまた以前方法であるガーゼだけが傷口に当たっている。
なかなか病気の状態が前に進まない。
少しずつは治っているのだが、あまりにもスピードが遅い。
マンネリ状態である。
主治医もいろいろ考えてくれるのだが、何分にも珍しい症例なので前例がなく難しいようである。
悪くなっていないのだから良しとしないといけないのだが、やっぱり早く治りたいものである。
昨日も温泉に入りたいなぁと考えていた。
温泉に入るためには、傷口が完全に閉じないと無理である。
いつになることか・・
今年中は無理なのだろうか・・
こんなことをカミさんと話していると、帰り際のICUの婦長さんが声をかけてくれた。
元気になってよかったねぇ・・
命、何回も拾ったねぇ・・
歩けるようになってよかったねぇ・・
確かに命の瀬戸際でウロウロしていたことから考えると、格段の回復である。
健康な時と比較すると今の状態は悪い。
でも、以前のひどい時と比べば、元気になった。
マンネリの生活。
前に進まないので少しストレスがたまる。
でも、変わらない生活が続いて、少しずつ良い方向に進めばいい。
なんでもない病院の朝ごはん。
なんでもないことで楽しめる気持ちを持ちたいものである。