定年退職して、もうすぐ半年
入院当初は生きるか死ぬかの判断で生活していたので、お金のことは二の次で考えていた。
最近、元気になってきて、ひょっとして退院も近いのかなと思い出すと、急に老後の生活費が心配になってきた。
今までも、大まかな計算はしたことがあったのだが、細かいところまで詰めておらず、どんぶり勘定でここまで来ている。
生活費はカミさんに任せているが、貯蓄など全体的なお金の管理は今まで私がやってきている。
特に将来のことは私の責任である。
カミさんが長期的な計画を話していた。
10年間で中古マンションを買えるだけの貯金をすると言いだした。
理由は今年の猛暑。
もうこんなのは耐えられないと、夏の間だけ住むマンションを札幌に購入するという。
カミさんのパート収入は生活費に組み入れていないので、カミさんの自由裁量で使われている。
そこそこの貯蓄もあるようである。
詳しくは知らない。
最近は投資に目覚めたらしく、JALの株を買って損したと嘆いていた。
今は私の入院のこともあり、本格的に働いていないが、私が元気になったら稼ぎに入りたいという。
Numbersというソフトでお金のシュミレート
実は細かな計算は今までExcelでしていたので、今病院にあるMacのパソコンではできないと諦めていた。
そして、昨日、Macのパソコンの中に無料の表計算があるのを知った。
Numbersというソフトで、デスクトップにグラフのアイコンで示されている。
ずっと、これはグラフを作るためのソフトと思い込んでいた。
「Mac 表計算」と検索してわかった次第である。
先ほど立ち上げてみたのだが、Excelと同じである。
今日は老後のお金のシュミレートをしてみるつもりである。
昼食でオムライスを食べながら考えた。
サラダとスープをつけたセット料金は650円だが、単品だと550円。
朝から老後のお金のことを考えていたので、100円倹約した。
考えてみれば、今、私は無職である。
病院の食堂に行って食べるという贅沢は遠慮しないといけないところなのだが、目の前の欲求には勝てない。
62歳までの無年金をどうするか
多くの人は再雇用を選んでいる。
私の場合病気のため、再雇用にはならなかった。
今は傷病手当金で生活しているが、このままだと、62歳までは全くの無収入となる。
傷病手当金は意外に知られてなくて、私も退職の時に教えてもらって初めて知った。
このおかげで、入院中の家計がグッと楽になった。
傷病手当金(しょうびょうてあてきん)とは、健康保険法等を根拠に、健康保険、各種共済組合などの被保険者が疾病または負傷により業務に就くことが出来ない場合に、療養中の生活保障として支給する制度である。
退職などにより被保険者の資格を喪失した場合でも、その前日(退職の当日)まで1年以上継続して被保険者の資格を有しており、傷病手当金の給付要件を満たしていれば、引き続き傷病手当金の給付を受けることができる(第104条)。ウィキペディアより
わかりやすく言うと、退職前から病気をしていると、その病気が治るまで、最長1年半の間、働いていた給料の約3分の2のお金が支給されるというものである。
金額としては、失業保険より多くなる人が多い。
他にも、いろいろ細かな条件があるが、幸いにも申請したところ支給されることとなった。
傷病手当金の給付要件は次の4点である
- 業務外の事由による傷病であること。
- 療養中であること。
- 労務に服することができないこと
- 休業期間が3日間を超えるとき。
問題は退院してからの生活である。
とらぬ狸の皮算用であるが、どのような生活をしようか考えている。
それによって必要なお金が変わってくる。
ひたすら倹約で生きていくのなら、なんとかなりそうだが、それだと少し寂しい。
辛い入院生活を終えたら、ご褒美に旅行をしたいと思っている。
カミさんと二人で温泉に行ったり、外国旅行をするつもりである。
世間で広まっている下流老人への道の一つに、定年後旅行で貯蓄を減らすというのがある。
なかなか貯蓄を切り崩すのは、無収入の人間には勇気のいることだが、このままじっと老後を待つつもりはない。
私の体を考えるに、元気なのは後5年くらいであろう。
その元気なうちは、ある程度楽しみながら生活しようと思っている。
その後はどうするのか
まだ考えてない(笑)
まずは退院後の楽しみを力にして、病気を治すのが先決である。
目指せ、楽しい老後である。
金は天下の回りものだ。