今住んでいる四国自体が田舎だから、変に聞こえますが、田舎のレベルがあります。
私の田舎の場合は、愛媛県の南予の某漁村。
岬めぐりのバスの終点にあたります。
お盆のこの時期、一度顔を出したいのですが、今年はちょっと無理です。
松山から距離として100キロないのですが、高速使っても2時間以上かかります。
町の中心地からも離れているので、30キロほどの一車線の海沿いの道が続くためです。
景色はいいです。
ただ、景色に見とれているとすぐ事故となる道です。
ここも他の集落と同じく過疎の村です。
半分くらいの家が主人がいなくなってしまいました。
行くたびに、家を取り壊した空き地が増えていきます。
昔は商店もあったのですが、今は農協だけ。
品揃えも良くありません。
お盆でお客を迎えると言っても食材は大変です。
1時間くらい離れたスーパーに買い出しに行きます。
まだ、行く体力があるうちはいいのですが、無くなると車も運転できなくなります。
今年は子供達だけで田舎に行くようです。
車で行きますから、行くと結構重宝されるようです。
買い物だけでなく、ドライブにも連れて行っているようです。
意外にも年寄り孝行に育った子供達を見て、ちょっと自分の老後も明るくなります。
食材を揃えるのが大変なのに、行くと必ず刺身が用意されています。
じいさん手作りのものです。
買ってくる魚もありますが、お客が来るという話が村に広がると、誰となく魚を持つて来てくれる村です。
夜になると、音というものがなくなります。
浜に出ての夕涼みは、なんとも言えない贅沢な時間が続きます。
ここは江戸自体の古地図にも描かれている天然の良港。
波一つ立たない水面を見ていると、
悟りの境地にも近い感慨があります。
愛媛は釣りをする人にとって、天国です。
ちょっと動くとすぐ釣り場に行きつける。
だから釣りを趣味にする人が多いかというと、普通である。
好きな人は毎日でも行くが、それほど熱心な県民性ではない。
釣るというより、釣れたものを食べるほうを優先する県民性である。
数年前、キャンプをきっかけにカミサンに釣りを教えた。
なぜか知らないが、はまったようである。
腕はまだまだであるが、魚さんとのやりとりを楽しめるところまでは北。
小さい魚がバク釣れすると、大きくないとつまらないなどと、愚痴を言うくらいのところまでにはなってきた。
かつて、田舎の海でもバカ釣れしていた。
浜につないでいる船から、アジやハギが入れ食いであった。
夕方、晩御飯のおかずにと、村のおばさんたちか゜ちょっとだけ釣って帰っていた時代もある。
30センチ近いグレなど入れ食いだった。
残念ながら、トロールが浜近くまで入るようになり、魚はいなくなってしまった。
真珠湾攻撃の訓練をした三机
愛媛の中でも釣れるところと釣れない所の差は大きい。
たとえば、真珠湾攻撃の訓練をした三机は、愛媛県でもよく釣れるところである。
今では、私のメインの釣り場になった。
関アジは有名ですが、その反対にある
佐田岬のアジを岬アジ(はなあじ)といいます。
これの小さいのが陸からも釣れるので、
毎週食材を調達するのに通っておりました。
大体、100匹は釣って帰ります。
調理が大変ですが、
刺身で食べた後は、
残ったもので、ジャコテン作ったり、
アジの開きを干したりしております。
このような情報はネットではあまりお目にかかれない。
ネットに書くと、すぐその場所に人が湧くからである。
最近は県外からも多くの釣り客が訪れるようになったが、その反比例で魚は釣れなくなってきている。
田舎の人のようにその日の晩御飯のおかずだけ釣るのであれば、魚は減らないのであるが・・・
この写真の場所も良く釣れます。
詳しくはこちらから。
田舎の花火大会はバカにできない
この時期、日本各地で花火大会が開かれています。
都会の大花火大会から始まり、地方の小さな花火大会までいろいろあります。
子供達は田舎の花火大会を見に行きました。
行った先は、三瓶の花火大会。
遠いです。
愛媛県の南西部に平成の大合併で西予市が誕生しました。
そのときに、三瓶町という名前は、西予市三瓶と名前を変えています。
人口が一万人にも満たないこの街は、古くから夏祭りがにぎやかでした。
西予市三瓶の豚のロデオ
牛の代わりに、豚に乗る、豚のロデオはよく全国版のニュースで紹介されます。
また、祭りの最後を飾る花火は見事なものです。
過疎で苦しむ街に、どうしてこれだけの人が集まるのか、
この祭りは、奥地の海のかーにばると言います。
確かに奥地です。まさに自虐ネタです。
田舎の花火大会は、浴衣姿が似合います。
というより、子供はほとんどが浴衣姿である。
子供たちの多くは帰省で帰ってきた孫たちであろう。
ばあちゃんが孫のために浴衣と。
年寄りにとって、お盆に孫に会えることがも最高の幸せである。
子供達も、じいちゃん、ばあちゃんとこの祭りを楽しむことでしょう。